言葉の自己投影

天才になれなかったすべての人へ。

人間を外在化させて僕らは進化してきた。

社会はこれまでなんかも変化してきた。僕ら人間は進化しているのだろうか?
社会の大きな変化ってなんだろうと考えたときに僕は「外在化」という言葉が頭に浮かんだ。
一つ目の大きな変化は、「文字」の発明じゃないだろうか。言葉ではなく、文字。言葉はなんとなくだけどどの動物も音を発することが出来るから、文字だと思う。文字を発明したことによって、一気に人間の頭のなかにある想像や思想が外に出て広まった。
これまでは言葉で伝えるしかなかったことが、文字というツールを通して短時間で沢山の人に広げることが出来、その文字は時代も超えることが出来た。多分人間は頭のなかにある考えを沢山の人に知ってほしかったんだろう。
これまで人間の中にしかなかった思想が外在化した瞬間だ。文字がその役割を果たした。
そうすることによってこれまで人間が言葉を使って口で伝えるということをしていた時間が一気に短縮して、労力も少なくったんだろう。今だったら考えられないけど、こうして文字を使うことができなかったことを考えるとものすごい発明だったんじゃないかなって思う。
そして今、新たな変化としての発明は、「AI」なんだと思う。文字で思想を伝える役割を果たしていたけど、ついに人間は思考そのものを外在化させることに成功したんじゃないかなと思う。
正直僕のAIに対する気持ちは「すごい!」と「こわい!」の2つ。すごい!ってのはただただ便利だから。こわい!っていうのはただただそれが何かがわからないから。未知のものだから。だと思う。
少しそれてしまいましたが、AIは人間の外在化って考えたら文字が発明されたときと一緒なんだよな。多分。
結局発明って人間の中にあるものを外に出すこと。そうすることで暇な時間が生まれて人間が進化していくってことなのかなー。
 
でもその反面内在化させることで人間自身が進化しているってのもあるのではないかなと思いました。これはまだまだ言語化が出来ていませんが、単細胞生物からこうやって複雑な人間の体になっているのは人間の体の内部で生命維持に必要な臓器を作って生き延びてきたのかなと思いまして。でもそれは人間の身体的な進化だけなのかな。
これについてはもうちょっと考えましょう。
 
新しい宿題思いつきました。
「人間の内在化による進化」いつか考えなければ。